人気ブログランキング

2014年3月4日火曜日

ブログ二十五日目 自作小説(ラノベ?) 「私は神になりたかった。」

その後の二現目でも、白城の行動はやはり意味が分からなかった。
授業中はよく分からないヘブライ語とギリシア語と、、、なんだっけかな。
まぁ、混合文なるものをノートに、時折唸ったり、驚いた顔になったり、悔しそうな顔になったりしながらひたすら書き連ねているし、しかも授業の途中での答え合わせになるとその文章は全て消えていて、代わりに数学の教科書の問題の答えが書いてあるのだ。
間違いもあったようなので、たぶん答えを見るなどの不正行為は働いてないようだ。
つまり白城は、あのよく分からない混合文を書きつつちゃんと課題である教科書の問題も解いていたのだ。
これは、混合文がどうのこうのというのとは関係なくすごいと思う。
そして、白城が転校してきて始めての休み時間がやってきた。

午前10:25 二現目終了、中休み

「し~らぎさんっ!休み時間だよ!」
「ニュー友達になったということで、一緒に遊ぼうよ!」
「あ、それか最近流行ってる「ひたすら教室で背筋をピンッと伸ばして座る」ってやつやる?案外楽しかったりするよw」

なにが楽しいのやら。
そんな仲良し女子三人組(小鳥(ことり)、天鳥(あまとり)、羽鳥(はどり)のこと。通称「鳥オ(トリオ)」。)を尻目に、霊(二時間目の途中にもそっと帰ってきた)と雄宇はいつもどおり音楽室に向かった。
それを見ていた白城は、「ちょっとお手洗い行って来るね。」と席をはずし、トイレとは逆の方向に歩いていった。

-side split-

霊&雄宇side

「あぁ~やっと授業終わった~」
「二現までだけな。」
「冷めるこというなよぉ~」

彼らは音楽室に到着するなり、上履きを脱ぎ、定位置に座る。
まず雄宇が口を開いた。

「ところでさ、この前俺、何を血迷ったのか財布の中身全然無いのに新しいマンガ開拓しちゃったんだよね~w」
「お前、、、7月に我らが歌姫のリズムゲームが発売されるんだぞ?買えなくてもしらないからな?」
「!」
「忘れてたのかよっ!」
「こってり忘れてたw」
「IAファン失格だな、、、」
「だな、、、自分でもちょっとビックリしたわw」
「ま、それでもお前はどうにかして手に入れるんだろうけど。」
「あぁ、もちろん!DL版ならどうにか足りそうだ!」
「ソフトパッケージ版の特典は?」
「オークションで安くなったら買う!」
「お前、ほんっと悪知恵働くよなぁ、、、」
「これくらい普通だろ?いやマジで。霊がガチすぎるんだよw」
「そうか、、、?」
「そうだよ。」
「じゃあ俺も今度そういう買い方してみるかな。」
「お前の好きなラノベがさらに増えるぜ?w」
「そりゃど~も。」
「ところでさ、霊、お前あの超!美人の転校生と、早速リア充プレイしてたみたいだが、ありゃど~いうことだっ!貴様も反リア充だったろう!なぜ裏切った!」
「いや、裏切ってなんかないよw本当の話、彼女とは本当に初対面のはずなんだ。ただ、なぜか見覚えがあるというか、、、?自分でもよく分からないなw」
「!? もしかして、俺の予想本当に当たっちゃってる感じ!?」
「お前の予想ってなんだよ。」
「あぁ、気にしないでくれ。こっちの話しだ。」
「すっごく気になるけど、まいいや。」

その後も、二人はマンガとラノベについて語りあっていた。
が、途中で脱線して今はこんな話になっている。

「にしても、あんな美人が転校してきたってことはこれから何かあるな!」
「あったらいいなぁwまでも、今まで生きてきてそんなことは無かったからなぁ、、、」
「ラノベの主人公だってそうだろ!?」
「まぁそうだけど、ここは三次元だぜ?二次元じゃないんだ。」
「そう、ここは三次元なんだよ。そう、三次元なんだ、、、ちくしょう、二次元に生まれたかった!」
「じゃあ君の思考ルーチンをインプットした人工知能を作れば、擬似的に君は二次元の存在になれるよ?」
「そんなことができる技術があればどれだけ楽しいことか、、、」
「ありそうでない、よくあることだよ。」
「まぁ、ちょっと期待してみるだけしてみるわw」
「ご自由にどうぞw」

こんな感じであった。
その後もしばらく会話は続き、「ボカロ曲と人が歌った曲の違いって、、、」と雄宇が言いかけたところでチャイムが鳴った。
そして、彼らが鳴らす足音ともう一人分、別の足音がたっていた。

次回、舞side

続く

あとがき

やっと次回の舞sideで一章が終わりそうですw
ところで、三日連続で小説ですねw
そろそろアニメネタを入れないと、タイトル(ブログ名)詐欺になっちゃうなw
それでは、閲覧ありがとうございました!

0 件のコメント:

コメントを投稿